“thrilling, inspirational performance”
—Florida Sun-Sentinel

プロフィール

関野友記子(せきのゆきこ)ピアノ

 


「スリルとインスピレーションに満ちている」(フロリダ・サン・センチネル紙)、「エレガントなフレージング、躍動するエネルギー」(サンノゼ・マーキュリー紙)と評されるピアニスト、関野友記子は日本とアメリカで、ソリスト及び室内楽奏者として活躍している。

9歳で渡米し、16歳でボストン・シンフォニーと共演。全米ヤマハ・ピアノコンクール、ニューイングランド・ピアノコンクールなどに入賞した後、ハーバード大学に進学。理学(生化学)を専攻する傍ら、ロバート・レビン教授にピアノを師事。卒業とともに、ジュリアード音楽院に進み、セイモア・リプキン氏にピアノを師事した。

2002年、ニューヨーク日系人会音楽賞コンクールの優勝者としてカーネギー・ホールで演奏。翌2003年、タングルウッド音楽祭でジャクソン賞を受賞。2006年、国際ロシア音楽ピアノコンクールで優勝し、本選のラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」の演奏は聴衆賞も獲得した。2011年には、S&R 財団ワシントン賞を受賞。

また、ニューワールド・シンフォニー、ストーニーブルック・シンフォニー、ノバビスタ・シンフォニー、レイクサイド・シンフォニー等、アメリカ各地のオーケストラと共演している。ソロ・リサイタルでは、2009年にシカゴのマイラ・ヘス記念コンサートシリーズに招かれ、WFMTラジオ局で生放送リサイタルに出演。2010年には、ペンシルベニア州トライ・カウンティー・コンサートに招かれ、エマージング・アーティストとして出演した。レパトリーは、バッハからロマン派、そして現代音楽ではクセナキス、ナンカロウなどと幅広い。

室内楽演奏では、タングルウッド音楽祭、ミュージック・アカデミー・オブ・ザ・ウエスト、クナイゼル・ホール音楽祭、デンマークのタイ・マスタークラス音楽祭等に招かれている。2005年から2008年にいたる3年間、マイケル・ティルソン・トーマス率いるニューワールド・シンフォニーの常任ピアニストを務めた。

音楽指導者としては、現在、マサチューセッツ工科大学及びニューイングランド音楽院プレカレッジでピアノを教えている。